第9話【風雲編】コーチ  ビンズィーの誕生
 ある時坂本は所属するクラブTSVイッフェルドルフから近くのレストランへ、夕飯を食べるために立ち寄った。店内はドイツでスタンダードなカードゲーム「スカート」に興じる客で埋まっていて、カードを出す度テーブルを叩いて、みんがゲームに夢中だった。...
第8話【風雲編】ホームゲームでメンバー不足?
 1998年6月にドイツへ渡った坂本は、その3カ月後すぐに総合型地域スポーツクラブTSVイッフェルドルフでDユース・チーム(小学校5、6年生、下の写真を参照)の監督を引き受ける幸運(不運?)に恵まれていた。そして、まだシーズン1998/99が始まって間もない、ホームゲーム当日の出来事。坂本が予想もしなかった事態に陥る。...
第7話【風雲編】入れ墨と白い粉、危ういチーム運営
 ムルナウからペンツベルクへ移り住み、入ったアパートの隣人夫婦が毎週末にテラスで酒盛りをしている。そしてそこへほぼ毎週のように現れ、一緒に参加しているのがハンス。実は彼は隣人夫婦の奥さん、ハイディの元夫だった。...
第6話【風雲編】恐怖の電話と謎の白い粉
 ドイツ人サッカー指導者のケーニッヒさん(写真の右)からの提案により、坂本はドイツにおける居をムルナウからペンツベルクへ移す決心をした。距離的には車で20分くらいの移動だった。ケーニッヒさんに車で迎えに来てもらい、荷物を車へ積み込んで移動し、ドイツで最初の引越しはいとも簡単に終わった。...
くしゃみへの対応
 周りに居る人がくしゃみをしたとき、ドイツでは「Gesundheit!(ゲズントハイトゥ!)」と声を掛けます。ドイツ語のGesundheitはこの場合「お大事に」という意味ですが、元々の意味は健康、健全です。  くしゃみをした人は、声を掛けてくれた人へ向かって「Danke!(ありがとう!)」と返します。...
第5話【風雲編】フランスW杯、いざドイツへ!
 坂本が念願のドイツ行きを決行したのは1998年6月、折しもフランスで16回目のW杯が開催され日本が初参加した時だった。  ドイツでの語学留学ビザを申請していた坂本は一旦ドイツへ降り立ち、ミュンヘンで数日過ごした後、パリへ移動した。そのフランスの首都には、坂本の学生時代のサッカー部の先輩が家族で住んでいたからだ。...
GKは一番人気!
 ドイツの子供たちの間では、GKは憧れのポジションです。試合当日、チーム内の数人がGKになりたいというわけではなく、全員がなりたいのです。...
自動販売機が見当たらない!
 日本ではもし外出中に喉が乾いたら、自動販売機を探し何かの飲み物を買い求め、立ったまま、あるいは歩きながら飲めばいいですね。公園などを近くで探して、ベンチに腰掛けて一息入れる人も居るでしょう。  ドイツには、この自動販売機がありません。まったく設置されていないのです。信じられるでしょうか?...
第4話【立志編】 助けられないもどかしさ
 ケーニッヒさん(写真下、94年の研修旅行にて)は、横浜にある東京横浜独逸学園のグラウンドを使って指導者講習会を実施することを計画していた。既に講習会の名簿には、「坂本」の名前が載せられていた。...
踏切って、一旦停止しなくていい?
 ドイツへ行き、日本との違いに驚いた交通ルールの一つに、「踏切の渡り方」があります。ドイツでは踏切が開いているとき(遮断機が上がっていて、警報機が鳴っていなくて、赤いライトも点滅していない)、車はそのまま走行できます。止まらずに。徐行の必要さえありません。踏切のある道路は30 km/hから50...

さらに表示する